どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

ジェネリック

こないだの読売新聞にこんな記事が
ジェネリック医薬品優先使用、厚労省が処方せん様式変更へ
厚生労働省は、新薬と有効成分は同じだが価格が安いジェネリック医薬品後発医薬品)の普及を促進するため、医師が患者に薬を処方する際、これまでは新薬の使用が「標準」だったのを、後発医薬品を「標準」に転換する方針を固めた。

処方せんの様式を改め、あえて新薬を選ぶ場合は、医師が処方せんに理由を明記することを求める方向で検討する。増え続ける医療費を抑制するのが狙いで、2008年度からの実施を目指している。

現行の処方せんは新薬が基本だが、06年度の診療報酬改定で、「後発品への変更可」という欄が追加された。欄に医師の署名があれば、薬局などで後発医薬品の処方が増えると期待されていた。』

だって。

同じ成分で安いほうが選ばれない・・・のには理由があると思うんですけどね。先発品メーカーの持つブランド力とか。高橋英樹のCMでおなじみのジェネリック医薬品。特許が切れた先発医薬品を後発メーカーが作って安く売る。だから同じ成分でお値段半分以下、みたいな広告されてますけど、
主成分が同じでも、その他の成分が同一でない・・・とか
製造方法が同じではない・・・とか
副作用情報が少ない・・・とか。いい話聞きません。

少なくともまだ普及しているって状態じゃないです。
今日、薬剤部に薬を受け取りに行ったときに。このジェネリックの実験に関する報告レポートがあるのを見つけました。
先発医薬品と、後発のジェネリック医薬品が、生体内を模した環境下でどのように溶け出していくのか。解け具合を見た・・・って試験。
先発品の解け具合を100としたら、後発品の解け具合は30〜75くらいとまちまちな結果が。これで同じ薬品・・・なんて言えますかねぇ。

厚生労働省の理屈だと

例えば
『このハンドバックは、ルイ・ヴィトンと同じ材料を使って作ってますから、本物のルイ・ヴィトンのバックですよ。作ったのはビトンの職人さんじゃないですけど』

ってのと同じに聞こえちゃうんですけど・・・
材料同じでも、これは違うだろ・・・ってボク思いますけどねぇ。