床屋さんっていろんな人がいます。
寡黙なヒトから、拡声機のようにお喋りな人まで。ほんと色々。
美容学校とか、理容学校では、接客業である事も踏まえて、
『お客との会話』っていうような授業があるそうなので、
そういう点では、お喋りな床屋さんの方が本来の姿なのかもしれません。
が、
僕は寡黙な床屋さんの方が好み。
なんでかって言うと・・・
床屋では、眼をつぶって、ほけ〜っと休みたいから。
あの環境、無心にリラックスするには結構いい環境なんですもん。
何もわざわざお喋りせんでも・・・って、僕は思うんですね。
だから、上京してから、そんな“お気に入り”が見つかるまで、何件か床屋さんは巡りました。
今、通う(ってほど頻繁には行きませんが)床屋さんに行きつくまで、7〜8軒くらい行きましたかねぇ。
今日も、髪がうっとうしくなってきたので、床屋で散髪してもらいました。
オジサン、例によって最低限の事しか話しません。
こっちも例によって、眼つぶってホケ〜っとしてたんですが・・・
今日は珍しく、オジサンが話をしてきました。
オジサン:『胃腸、弱くない???』
って。
へ???あ・・・はい、そんな胃腸は強い方じゃないですけど・・・
(ホントですよ、僕、そんなに胃腸は頑丈じゃないですから)
オジサン:『やっぱり〜、口の周りが荒れてたから・・・病院のお世話にならないように気をつけないと・・・』
はい、いつもお世話してる方ですっ!!!
院外では、普段医者だって身分を明かしてないので、
オジサンもまさか医者に解説してるとは思いもしてないんじゃないかと。
釈迦に説法・・・
ま、まだまだ新米な釈迦ですけどね・・・僕。
ことわざの実体験、なかなか無いですからね。
なんか微笑んじゃって、微笑んじゃって・・・
面白かったので書いてみました。