どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

りとはふ君の長くて短い一日・・・その3

<続きです>

自転車こいでると50mほど前方にパトカーとお巡りさんの群れを発見。
どうやら事故か何かがあって、そのために集まっているようです。

そのとき!

『パーーーーーーン!!!』

紙鉄砲を鳴らしたかのようなでっかい音が鳴り響く。
TVドラマでよく聞く銃声のような音。目の前のお巡りさんも一斉にこちらを向く。
そーです、そーなんです。音の発生源は・・・僕。後輪がパンクしちまったんですよ・・・

おそらく原因は・・・空気の入れすぎ。そういえば自転車屋の軒先に『空気の入れすぎにご注意、パンクします』ってあったなぁ・・・と思い出すものの後の祭り。

と同時にガタガタっと揺れだしました。ひとまず自転車止めて、確認してみると、うわ〜〜〜見事です。タイヤのチューブがチェーンに絡まってます。おかげで後輪、見事にロックされて動きません。
 
『えぇ〜〜〜!!!』
このパンクした地、駅からかなり離れた所。
道歩いてたおばちゃんから『すぐそこに自転車屋あるよ』と言われた方角を見ると確かに看板が見えます。
後輪ロックしてしまったので、右手で後輪を持ち上げ左手でハンドルを握り唯一動く前輪で一輪車状態にして押して運んだんですが・・・これ、相当疲れます。重いです。

『あ〜こりゃタイヤごと交換しないと駄目だなぁ。』
『どのくらいかかりますか?』
『そうだなぁ、これからお昼食べたりするから・・・2時頃までかかるかなぁ』

へ????2時???何、今から2時間半も、待たなきゃならんの???
こう聞いた僕はココでの修理を諦め、駅へとこの一輪車と化した重〜い自転車を押すことに。
だって・・・
こんな駅から離れた回りに何もないような所で3時間近く待つよりも、駅のそばの自転車屋に修理を頼み、電車で新宿に行き買い物済ませて帰ってくる方が良いと判断したからです。
駅のそばに自転車屋があるかどうかはわからなかったんですけど、きっとあるだろう!って期待して。

しか〜し、この『自転車を押すりとはふ君の図』、下手したら自転車泥棒にも間違えられかねない。
日は照り付けるし・・・重いし・・・道のり長いし・・・
四苦八苦どころか五十苦百苦くらいして駅前にたどり着き、自転車屋を探し当てて修理を依頼、閉店時間を聞いて、その時間までには戻りますと言い残して電車で新宿へ向かったのでした。

<まだ続く>