どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

ギプス

骨折したときなどに使う、白くて硬いもの・・・といったらそう、ギプスです。
よく『ギブス』といわれていますが、これ間違い。
濁音じゃなくて半濁音です。
念のためローマ字で書いたらgipusuです。

今後、もし骨折する機会があったら、病院で『先生、ギプスは必要でしょうか?』と聞いてみましょう。
すると先生、『お、この人わかってるじゃん』と、対応してくれるんじゃないか・・・と。
オイラの勝手な思い込みですが。

という訳で今日はギプスの実習。
実際にギプスを巻いて取り外すことをやってみよう、ということで同級生で巻きあいっこです。
ギプスには現在主流のプラスチックギプスと昔からある石膏ギプスの2種類あって、今ではほとんどがプラスチックギプスなんだとか。巻きやすいとか、患者さんの衣服を汚しにくいとかいった理由がその原因のようです。
『どっちにする?』
と先生から聞かれ、僕ら学生が選んだのは・・・石膏ギプス。
今、あまり使われていないものをやってみたいって心理からなんですが、コレには先生も意外だったようで。
『難しいよぅ・・・石膏は』と、一言。

やってみると・・・確かに難しい。

保護のための綿包帯を巻いて、その上から石膏ギプスを巻いていくんですが、緩みの無いように巻いていくのが難しいです。ギプスの重なりが一定になるようにしなきゃいけないんですが、コレに気をとられると緩んでしまい、緩まないようにすると巻き具合が駄目・・・

出来具合は・・・どうなんでしょう?
僕らは腕に巻きましたけど、確かにガチゴチで硬くて・・・でも、思っていたよりも軽いのは意外。
数週間つけっぱなしになるものだから、軽いんでしょうかね〜。

そして最後は・・・恐怖のギプス外し。
何が恐怖かと言うと・・・ギプスカッターという電ノコでギプスを切りあうんです・・・僕らがお互いに。
今日ばかりはホント同僚を信頼するしかないわけで・・・
電ノコのウィ〜ンって振動が腕を伝って・・・
『刃』の風圧というか振動というか微妙な触覚というか・・・
いやはや、思い出してもビクビクしてきます。

ま。こうして日記かいてるんですから、おいらの腕は無事だった訳ですが。

患者さんの気持ちをよ〜く体感した実習でした。