どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

認識の問題

え〜、ネタは多々あるんですが、救命という性格上あまり書けない話題が多々・・・
う〜〜〜ん、何書こう・・・困った・・・

今までのポリクリだと、はっきり『内科』『外科』が分かれてたんですが、救急で運ばれてくる患者さんはそうそうどちらかに偏っているわけでもなく、内科の方もいれば外科の方も。
どっちかっていうと、内科的な疾患で運ばれてくる方には意識がモウロウとしたような全身状態の悪い方が多くて、外科的な疾患、とくに交通事故なんかだと外傷の部位以外は健康そのものな為に、意識ハッキリでピンピンしてる方が多いかなぁ・・・くらいの印象を受けていますが。

なものだから、交通事故で運ばれてくるような方はその変化が面白い・・・
というと患者さんには悪いですが、変容の様には驚かされっぱなしです。
今日もこういう方来たんですが・・・

どんな風なのか、例をあげて書いてみると、
病院に到着時は本人ものすごく深刻な気配。
『僕、死んじゃうの?』
のような弱気な発言も多々。

検査進めるうちに、どーやら骨折だけで他は大丈夫そう・・・と聞くと
『よかったぁ・・・』
と、不安顔が解消。
が、しかし、この瞬間から元気な側面が全開に。

@日くらい入院してもらう事になると思うよ、といった病状の説明が始まるにつれ、例えば
『@日には単位のかかった試験があって、絶対に学校に行かないと困る』
『明日から海外旅行の予定になっているので、骨折だけなら行きたいんですけど』
といった自らの“予定”の主張が始まります。

熱があってだるい、といったような全身症状がない分だけ、病識の認識が甘くなるんだなぁ・・・
今まで救急みてて思ったことの一つ。

上手に説得(?)する術を学びたいものです、はい。