どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

今日は嬉しい愚痴

え〜、今日は患者さんが退院していきました。

嬉しいです。

色々な意味で・・・

だって、トラブルメーカーなんだもん。

インフォームドコンセント全盛のこの時代。
よほどの事が無かったら、強制的に物事を強いれません。
特に、本人に判断能力が無かったら、家族親族から同意をもらうことになるので、そーゆー方々が
『やらないでください』
といったら、もうできません。

例えば・・・

とある検査、家族が拒否したので予約をキャンセルしたりしてじゃー次の手立てを考えるか・・・

ってな時に、

家族:『先生、さっきの検査を今すぐやって欲しいんですけど』
医師:『そうですか。ですが、先ほど拒否されていましたけど、検査してよろしいんですか?』
家族:『さっきは拒否しましたけど、やっぱりやってほしいです』
医師:『わかりました。ですが、先ほど拒否されたことでキャンセルをかけてしまいましたので、今すぐ、というわけにはいかないんです。順番待ちで、もうしばらく先になるんですが・・・』
家族:『駄目です。今すぐやってくれないと困るんです』
と、半狂乱に騒ぎまくる・・・

って言うような事があったらどうですかねぇ。
なおかつ、手を変え品を変え毎日毎日こういう事態が発生したら・・・

ちっとも方針決まらない・・・
進む検査も進まない・・・
かわいそうなのは振り回される僕達。そしてそれ以上にかわいそうなのは患者さん本人です。

まー、こーゆー場合、
『@@病院はひどい。希望した検査もすぐに受けさせてくれない』
なんて風に、マスコミが面白おかしく書き立てる対象になったりするんでしょうけど。

病棟で働きだしてまだ2ヶ月弱ですけど、こういう家族、意外と多いです。
本当に意外。

“国際化の時代、小学生に英語教育を!”なんて言われてますが、
“外国語を学ぶ以前に、まずはしっかりとした国語の教育を!”って意見が同時にありますよね?
僕、これに賛成。
普通に日本語が出来ていないのに外国語なんて、まさに『いわんや〜をや』ですよ。