どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

副作用

今朝のカンファレンスでちょっとした問題が。

治療に当たっては説明と同意が必要不可欠なこのご時勢。
おいら達も毎日毎日患者さんにこれやってます。
このときに避けて通れないのが副作用やトラブルについてのお話。
薬を使う以上、副作用が無いなんて事はないし、その他操作に伴うトラブルが起こる可能性も含めて、『・・・かもしれません』『・・・の可能性があります』と、あれこれ話さなきゃならんのです。

昨日、そーゆーふーに患者さんに説明して同意書をとってきたT先生なんですが、今朝、この患者さんから同意撤回の連絡とともに、ある御手紙が医局に来ました。
同意しても、その後に同意を撤回するのは患者さんの自由なんですが、

・副作用の話が多くて不安にさせるのはよくない
・他の病院では、こんなに副作用の話はされなかった
・起こる可能性の低い副作用を説明するのは過度に不安をあおる強迫に近い行為

だと、この御手紙ではT先生を大々的に批判。ようは副作用の説明されて心配になったから嫌だ・・・って事らしいんです。
起こる可能性が低くても、起こると大変なことになるからきちんと副作用の話をしないといけないと思うんですけどねぇ。

当然、この患者さんの治療が延期になったのは言うまでもありません。