どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

連休、にアラズ。

病棟と当直室を行き来しながら、1日テレビの前と布団の中で過ごした本日。
今、ニュース番組で『政府が連休の地域別分散化を推進』ってニュースをやってますが・・・

ほかにやる事あるだろという議論は置いといて・・・

そもそも、こういう風に休める人って、世の中にどのくらいいるんでしょう?
休日が休日にならない職場って、僕ら医療系を含めて結構ありますよね?
例のハッピーマンデーだって、3連休しっかり休めない人は、たくさんいるのに・・・

それに、僕は実家が小売業だから余計に思いますが、休日ははっきり休日って決まらないと困るんです。
自分が休みでも、相手が働いてたら休めませんから。仕入先だって、全国津々浦々に散らばってますし、納品先だって同様。
特に、この現在の景気の状態、そんな状況でホイホイ休んでたら、契約切られちゃいますって。

そもそも、起源に意味のある祝日を無意味に月曜日に移動したあたりから、祝日に対するボウトクが始まったと僕は思うんですが・・・
僕、毎週月曜日が当直ですから、これぜんぜん嬉しくないもん。
飛び石で休みがあったほうが、絶対に嬉しいし。

僕ら医師にも、一応“有給”はありますが、実際には取得すること自体、ほぼ無理。年に1度の“夏休み”をひねり出すので精一杯。
これ、他の職場・企業でも同様。
そもそも、日本は休暇の取得率が低い。
そうして滅私奉公することで、この国を作り支えてきた国民性があるんじゃないかと。

なのに、国はどう考えているかといえば

『休暇取得を制度的に「義務化」するのではなく、好事例の紹介や現実的なインセンティブなどにより、生産性を高めつつ休暇取得を促進するという方向をめざす。 』
国土交通省観光庁のサイトより)

そんな“紹介”程度じゃ、みんな休まないって。
何?この投げやりな態度。
『いい例を紹介するから、後はよろしく』って。

日本人を揶揄したジョークにもあるとおり、日本人は“みんな”に弱いんですよ。
“みんな”で休まなかったら。きっかり義務化しておかなかったら。

ぜったい無駄だと思うよ、これ。