どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

化学的にバブ

年末の大掃除以来、教室で発掘された薬品の大処分市を開催中。

処分って言っても、
1)水道に流せるものは流す。
2)流せないものは、流せるようにして流す。
3)それでも無理なものは、業者に依頼。

1)は、楽です。ただドバっと流せばいいから。
3)も楽です。僕らは何もしないので。

問題は2)の場合。
多くは、ウチの教室の場合は、これに該当するのはほぼ酸・塩基。
うまーく中和して、水道に流せるように・・・するんです。
今日は、10年以上前に品質保持期限が切れた硫酸やリン酸が大量に発掘されたので、これを中和するのがお仕事。
F先生と二人、半日がかりの作業になっちまいました。
無駄に試薬を買いすぎだよ〜。って、10年以上前のブツなんですけどね、これ。

塩酸だったら水酸化ナトリウムで中和するんですが、硫酸やリン酸は・・・重曹(炭酸水素ナトリウム)で中和。
気分は大学1年の時の化学の授業以来。

ドラフトの中で、廃バケツに重曹をぶち込んで水に溶かして、いざ硫酸を投入!

<font size=6 color=blue>ボコボコッ!</font>

もんのすごく気泡がドバっと発生。
中和物としては硫酸ナトリウムができるわけで、見方を変えればこれ温泉。
化学的なバブみたいなもんです。
入浴したくは無いですけどね、絶対に。
泡立つわけだ・・・

硫酸の後、リン酸も同じように中和。

字面的に、どう考えてもリン酸より硫酸の方が強力に思えたんですが、中和の反応は違うんですね。
硫酸の時が<font size=6 color=blue>ボコボコッ!</font>
なら、
リン酸の時は<font size=8 color=blue>ボコボコボコッ!</font>

ナメテた分だけ、余計にびっくり。
見かけによらないとはこのことか・・・

リン酸め、以外にやるなぁ。