どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

さすがプロ

地震から1週間。

余震も、救援も、原発も、まだまだ道半ばですが・・・
あまりに気分が鬱々しているので、寄席に行ってきました。
しょっちゅう足を運ぶ新宿の末広亭

土曜日の割に、お客さんは少なめ。
ですが、久々に笑ってすごした時間でした。

ただ、噺家さんたちもやりにくい方はいらしゃるようで。

噺家さんたちは、こうした寄席だけじゃなくて、全国津々浦々に出かけていかれますから、被災地の方々と親交が深かったり、毎年噺に出かけていた場所が津波に流されたり・・・
東北出身の方も、今日の演者にはいらしたようで、やっぱりどことなくせつなさののこる高座だった方もいました。

ただ、プロだなぁって思ったのは、やっぱりその機転の効きっぷり。

ある方が演じている最中に、グラっと大きめの余震があったんですね。
ま、すぐにおさまったんで、別に大丈夫だったんですが、話してる最中で客席がザワっとして水を差された状態に。

ですが・・・

『まぁ、木造で古〜い末広亭ですけど、あの地震に立派に耐えたんですから。あのくらいの揺れじゃびくともしませんから、みなさん、大丈夫ですよ。もっと笑って、揺らしてくださいね。』
って、噺家さん。

とたんにまた湧きかえる客席。

上手いなぁ。

自分もこうありたいものです、はい。