昨日の、甲子園の試合。石川星陵と智辯和歌山の対戦で。
熱中症なんでしょうか。
足が吊った(吊りそうになった)星陵の投手に。
対戦相手の智辯和歌山から、何か錠剤が試合中に贈られて。
それを服用した星陵の投手が、持ち直して試合にも勝った、という話。
もうこれが、昨日からずっと、美談の嵐。
『まさに、敵に塩を贈る』球児の鏡だ!
みたいに報道されてますけど。
ちょっとおかしくないですか?
そもそも、あの暑さも含め、チームとして対策をとるのが甲子園出場レベルの高校であれば(しかも、星陵のような有名校であれば)不可欠なのであって。
相手校から試合中に何か渡されるような状況っていうのが、そもそも駄目なんじゃないかと思うわけです。
かつ、
昨今、スポーツ界でうるさいドーピングの観点で言えば。
試合中に、対戦相手から、なんだかよくわからん薬を渡されて。
それを飲んでしまうって、どんだけ危機管理能力が無いの?と思えるわけです。
少なくとも、高校野球でドーピング検査がされるウンヌンって聞いたことないですが。
その延長でもある、プロ野球ではドーピングで処罰される選手、実際に居るわけだし。
国際大会に出る機会も増えている今、こんな簡単に、薬をホイホイ飲んでしまうような状況って、あまりにドーピングに対する認識のなさ、危機管理能力ゼロだろって思うわけです。
ついでに言えば。
そもそも、他人に薬をあげるっていう行為自体がアウト。
どんなアレルギーが有るかわからない。
そのせいで、何か身体に不調が起こったらどうするの?
この行為自体、医薬品医療機器等法(旧 薬事法)違反に問われる可能性だってある。
なんだか世の中、美談に祭り上げあっれてますけど。
あの行為、ダメでしょ絶対。
もっと糾弾するべきだと、自分は思いますね。