カンボジアに医療支援に何回か行っていた経験を持つ
耳鼻科の先生の授業がありました。
都市ではなく、農村のような地方に立てられた
掘っ立て小屋での医療を、スライドで見せてくれました。
『蚊やハエみたいな昆虫が、うじゃうじゃいるんだよ〜。手術室にもわんさか入ってくるからね〜。
だから、あそこの手術室には僕たち医師のほかに、ハエたたき持った虫退治さん、ってのがいて、
手術中もビシビシ室内の虫を退治してくれるんだよ〜。
でもね、ある時お腹開いてる(つまり、開腹手術してる)患者さんの腸に止まったハエめがけて
バシって叩こうとしたときだけは、さすがに「やめてくれっ!」ってとめましたけどね〜』
ほえ〜、豪快な手術だな〜って思いました。
日本と違って、薬なんかが十分で無いせいもあって、
カンボジアには薬の効かないバイキンがほとんどいないとか。
だから、そんな手術室でも十分戦っていけるんだそうです。
ぶ〜〜〜ん・・って虫が飛ぶ手術室なんて、日本じゃ考えられません。