どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

元・ダンサー

大学の近所に『Yさん』という名前の、見た目非常におんぼろな定食屋があるんです。
その外観のボロさ加減からかこの店に行ったことのある知り合いは皆無。
んならば是非行ってみよう、と、先輩を誘って今日の昼、『Yさん』へ行ってみました。

店内にはいると・・おやおや?外観から想像していたよりも中は意外に綺麗。
4人がけのテーブルが4つ。椅子はパイプ椅子ををワンランク下げた位の椅子に、座布団が敷いてある・・・
そして、異臭・・・とまではいかないもののほのかに香るにおいが・・・
あぁ、ぬか漬けの臭いだぁ・・・これ。
そしておばちゃん〜おばぁちゃんに移行しかかった位のおばちゃんが一人『いらっしゃ〜い』と。
メニューはですねぇ・・・いまいちです。値段も店の割に高い感じ。
実際、僕は豚の生姜焼き定食、先輩はぶりの照り焼きと筑前煮定食を食べたんですが・・・味の方も今ひとつな感じ・・・

が、店内に面白いモノを何点か発見しました。

まず一つ目は『春夏冬 二升五合』という木製のレリーフ
これ、読み方知ってますか?くれぐれも『はるなつふゆ にしょうごごう』なんて読まないでくださいね。
これは、商売繁盛を願うもので『あきない ますます はんじょう』と読みます。
な〜んでか・・・っていうと、
春夏冬・・・秋が無いから『あきない』
二升・・・二升っていうのは、一升のマスが二つ分なので『ますます』
五合・・・五合とは、一升の半分なので半升、つまり『はんじょう』
ぜんぶあわせて『商い 益々 繁盛』ってなるわけでして。ね?風流でしょ?

もう一つは店内に飾られた写真の類。
舞妓さんの写真やら、岩の上で撮った女性のヌード写真やら。そしてその横にこの店『Yさんを』紹介した雑誌の記事が・・・
この記事を見ると<<元ダンサーの女将さんが切り盛りする店『Yさん』>>って紹介されています。
ということは・・・
この舞妓さんの写真やら、ヌードの写真やらは、この女将さん(つまり、このおばちゃん)が若かりしころのお姿の様子・・・
ふ〜〜〜〜〜ん・・・といいますか
嘘だぁ・・・・・・・といいますか

すくなくとも、僕にはとても<<元>>ダンサーには見えなかったことは事実。
興味のある方は、是非行ってみてください。
その際は、是非ともご報告を。