どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

おすきぃ試験のお手伝い

先日僕らが受けたOSCE試験(2004年1月18日参照)、
今日は僕らの一つ上、5年生のOSCE試験日で、この模擬患者役をやりに朝から病院へ行ってきました。

模擬患者役は2年生の頃から数えて今日でもう6回目。
僕の体で試験受けた人はゆうに100人以上。
なので、もう患者役やらなくたって充分、ってくらい試験自体は良く知ってるんですが、
これやるとお弁当と図書券がもらえるんです。その代わりに半日潰れますけど。

さすがに初めてこの患者役をやった2年生の頃と違って、へっぽこなりに知識が付きましたからね。
患者役やってても一体何のためのどういう診察なのかってあたり、見当が付くのが嬉しくもあり意地悪したくもなり・・・

僕ら患者役は試験受ける5年生の言うとおりに動かなくちゃいけないんで、勝手に気を利かしちゃ駄目なんですよね。
例えばお腹の診察をベットに寝てする時には、膝を曲げて寝ないと駄目なんです。
4年生ともなれば当然知ってるんで、今日の試験でも
『お腹の診察をするので、ベットに横になって下さい』って言われたら、
指示が無くても膝を曲げて寝るのが親切なんでしょうが、ココはグッと悪人になって
『あ〜あ、この人減点だよ・・・膝曲げて無いもん・・・』
と、心の中で思いつつも、何事も無かったかのように膝伸ばして寝る。
こういう失敗を体験するのが僕らにとっては良いんです。

今日もイイ失敗例と出会えました。
胸部の診察で、とある先輩が打診を始めたんです。
が、実に打診が上手い。スピーディーにお手手が動いて、
『おっ!この先輩、上手だなぁ』って、はじめは感心したんですよ。

が・・・・・

この先輩、よっぽど打診が好きだったのか、延々と打診するんですよ。
時間にしたらそう長い時間じゃないんです。
この先輩の手際が余りに素晴らしく良いばっかりに、短時間に10人分くらいの打診量を超える打診をされる僕・・・

『イテェよ!!!』

すっごく思ったんですが・・・
さすがにコレ言っちゃったら悪いですからね〜〜〜。
そんなさなかに
『痛くないですか〜?』
なんて、この先輩から聞かれるものだから
『大丈夫です』
なんて答えた自分が・・・あぁ、憎らしい。

というわけで教訓。
打診のしすぎはいけません。
たとえどんなに上手でも。