外科系の病棟には手術予定表って言うものがたいていあって、それには今日どういう手術がどの手術室で誰によって行われるのかが書いてあります。
僕らそれを見て、『あぁ、今日は指導してもらってる＠＠先生が手術するんだ』とか『＃＃症の手術か、見に行こうかな』っていうふうにスケジュールを組むんですわ。
で、
この表には手術予定時間っていうのも記載されているんですよ。
読んで字のごとく、手術にだいたい何時間かかるのか・・・っていう予定時間。
担当の先生や、受け持ちの患者さんの手術には基本的に入るんですが、この予定時間が８時間とか１０時間とか書いてあると、悪いとは思いつつも手術始まる前から相当にめげちゃいます。
８時間の手術って事は、朝９時に始まっても終わるのは夕方の５時。
ま、こういうのが外科だから、当然と言えばとうぜん。仕方ない。お仕事だし宿命ですもん。
ですが・・・
やっぱり先生も人間です。
『でもねぇ・・・やっぱり５時間越えると集中力持続しにくいし、きついよ・・・やっぱり。』
とは某＊先生談。
やっぱりＤｒになってからも大変なのは変わらない様子。
さて、で、長い前置きになっちまいましたが、今日入った手術は冠動脈のバイパス手術。心臓に栄養と酸素を送る血管が詰まってしまったから、別の血管をつないでこの詰まりを解消しよう！っていうものです、平たく言えば。
予定時間は４時間。
まぁ、このくらいなら・・・まだめげない時間。
始まったのが１０時ちょい前だから・・・お昼食べられるのは３時くらいになりそうだナ・・・
って思って見てたんです。
そったらですねぇ・・・
１１時半にはほぼ完了しちまったんですよ。
まだ閉胸と縫合が残っちゃいるものの、他の先生も『早っ!』っていう速度。
この手術担当した＠＊先生のことはよく知りませんでしたが・・・
見学した僕らポリクリ一同、すげぇ先生だなぁ・・・と。
感服させられた一日でした。
