どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

静脈瘤すとりっぴんぐ

こないだは動脈瘤の手術でしたが今日は静脈瘤の手術。
同じ『瘤』って名前がついていても随分手術方法が違うもんです。
動脈瘤の時には広い手術室にたくさんの機械が入って、実際に手術するDrから麻酔科のDrやら看護師さんやら10人以上が立ち会っていたのに、今日の静脈瘤はちっちゃな手術室にその半分以下の人数。
実に静かです。

ストリッピング手術っていう方法で、静脈の中にワイヤーを通して血管をワイヤーに固定、綱引きのごとく血管を引きずり出す・・・・・
っていう言葉だけ聞くと荒っぽい手術に聞こえますが、見てると血管の結紮・止血に大部分を費やすという細かな手術。
動と静が同居してるみたい。

手術終わって病棟に戻ると、笹飾りが病棟のロビーに飾り付けてありました。
もうすぐ七夕だから、入院患者さんに季節感を持ってもらうための物なんでしょう。
患者さんや家族の方がかいたとおぼしき短冊がいくつか結んであります。
白紙の短冊がまだたくさんあったので、一緒にポリクリ回ってるM嬢に
『うちらも何か書いてみる?』と聞くと、
『う〜ん・・・ひとまずゆっくり休みたいナって書こうかナ・・・』と。
実に生々しいというか現実的というか。されどすごく同感するお答です。
『随分疲れてるね・・・』『うん・・・』
なんか実に夢のない話を繰り広げたおいらたちでありました。