『今日のクルズスはアンギオの見学にするから』
と、某Ｈ先生に言われて今日もアンギオの見学に。
ただし先週と違って今日は同僚のＭ嬢と２人で見学。
一人じゃない分先週よりも多少気は楽でしたけど、やっぱりメゲます。
痛めつけられ放題です。
にしてもですねぇ・・
今日のアンギオは参りました。
血管造影は、動脈や静脈にカテーテルを入れる時に小切開する程度なので、麻酔をかけたとしても局所麻酔。なので、患者さんの意識はばっちり全開、しっかり起きている状態です。
今日のアンギオやった方の中に、肝癌に対するＴＡＥっていう治療をやった方がいたんですが、この方は告知を受けておらず、本人は癌とは思っていない状態。
上記の通り全身麻酔ではないので、見学しているおいら達も不用意な事は言えません。緊張です。こういう場合はダンマリが一番です。
（ＴＡＥとはtranscatheter arterial embolizationの略。経カテーテル的動脈塞栓術、とでも訳せばいいんでしょうか。癌の近傍までカテーテルを進めて、癌を栄養している動脈を人為的に塞栓、つまり血管を閉塞させて癌を窒息死させてしまおう、っていう治療法の事っす）
なのにですねぇ・・・今日もＨ先生やってくれます。
『このＴＡＥ、どういう治療なのか言って見ろ』
＜りとはふ君の心中＞
えっ？えぇ〜？だってこの患者さん未告知なんでしょ？言える事は言えるけど、それ言ったら患者さんに癌だって分かっちゃうじゃないか・・・いいのか？いや、良い訳無いよ・・・言えないよ・・・でも聞かれてるし・・・どーすりゃいいんだ・・・
『え、えとですね・・・ＴＡＥはトランスカテーテル・・・・』
仕方ないから、ひとまずどういうものの略語なのか答えて逃げを打つことに。
そしたらですねぇ・・・
『そんなことは聞いてねえんだ！！勉強してんの？』
＜再びりとはふ君の心中＞
＠＄％＆’（言葉にならない怒り）
だだだだだだって・・・言えねぇじゃねえか！！！！！
『すいません・・・勉強しときます』
しかも治療終わった後で、
『患者さんの前で日本語で答えたら駄目でしょ？あの人未告知なんだから・・・』と説教。
あのね・・・トランスカテーテル・・・・って英語じゃないの？
第一、だったら聞くな！！！！
理不尽な怒りと共に終了した放射線科の実習でした。
二度と行くか！
