どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

目玉の大きさ

『ちょっと・・・君は早急に目の精密検査をしたほうがいいよ・・・冗談抜きで』
『えぇっ!!!ホントですか?!』

今日の実習で眼軸長(つまりは眼球=目玉の直径のこと)を測定する実習があったんですよ。
目玉の直径・・・といっても外に取り出して測るわけにはいかないので、眼の表面を麻酔して、黒目のど真ん中に鉛筆の先みたいな器具をあてます。するとソコから超音波が発射され、ソナーと同じ要領で目玉の直径がわかる・・・というシロモノの機械のようです。

だいたい、正常な人の目玉の直径は24mm。
遠視の人はコレよりも小さく、近視の人は大きくなるんです。
超ド近眼のおいらの目玉の大きさは・・・26.5mm
目玉があまりに大きくなると、網膜剥離の危険性が増大するので
この大きさだと要注意域に達しつつあるオイラです。

さてはて

そんな訳で冒頭の精密検査受ける受けないって話・・・
これ、実は僕が言われたんじゃないんです。
ポリクリの同僚Mが言われたんですね〜。

彼女の目玉の直径測ろうと、眼球に器具をあてるものの、左目は測定できるのに右目が測定できず・・・
あれっ?おかしいゾ???
となった次第。

今まで、十数年間ポリクリ学生の眼軸長を測定してきた先生の経験で、過去に一度だけ、彼女と同じように測定できなかった例があったそうな。超音波が網膜で反射してきて眼軸長を測定しているので、網膜に異常があると測定できないとの事。このときには網膜剥離が見つかったそうな。だから、彼女の眼も怪しい・・・と踏んだ上での発言だった訳。

M嬢、担当患者さんの手術見に行かねばならなかったので、眼軸長を一番最初に測定して手術室へ。
先生にこう言われた為か、そうとうブルーになってます。

M嬢が手術室に行った後、おいら達も眼軸長を測定・・・

が・・・

僕らも右目の測定ができません。

こうなると、先生も『コレはオカシイ!こんなに網膜剥離が多発してるはずが無い!』と、
今度は測定してる機械を調べ始めました。

結果・・・

M嬢の目玉はシロ、正常でした。

どうやら測定器の調子が悪かったのが測定できなかった原因の様子。
手術室から戻ったM嬢が、コレ聞いて安心したのは言うまでもありません。

『もう〜〜〜!!!私、自分の目が心配で、患者さんの手術どころじゃなかったんですよぅ』
とは彼女の弁ですわ。

実にごもっとも!!