どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

判読不能

病棟には、温度版っていう患者さんの状態を記したモノがあります。
“板”といっても、その実情はB4サイズの紙で、患者さんの日々の血圧や体温等々がグラフになって示されていて、検査の予定や投薬の内容、食事や体調の具合など、これを眺めたら患者さんの状態がざっと把握できる・・・っていうかなり便利なモノであります。回診の時にも分厚くて重いカルテを持ち歩かなくとも温度版さえ持ってれば把握できる・・・ってんだから、いかに便利なのかは言わずもがな。

が、どーゆー理由なのかは分からないんですが、先日この温度版が廃止になって、こうしたデータは全部パソコン入力して画面上で見る・・・って風に変更になったもんだから大変。
『回診の時とかどーするんだよう』
『一人一人パソコンからプリントアウトしてそのとき様の温度版を作ってください』
『えぇ!受け持ち分全部印刷するの?!』
先生・看護婦さんと病棟事務のクラークさんの間で、何回こーした会話が出た事か・・・

従来の温度版なら3週間分くらいが一目で見渡せたのに、パソコンの画面上では1週間分しか1度に見ることが出来ず、結果的に印刷も1枚に1週間分しかできません。
『やり辛い〜〜〜〜〜!』
と、もう評判。
加えて、
『血圧は上が▼、下が▲でポイントされた折れ線グラフ。呼吸数は▲でポイントされた折れ線グラフ。パソコンだと色が違うけど、印刷するとみんな黒だから、どっちがどっちだかわかんね〜』
悪評散々です。

やっぱりこの辺の事も、例の個人情報保護法がからんでるんでしょうかね〜。
どーなることやら・・・