どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

監察医務院

お医者さんの仕事の一つに、人の死を証明する、ってのがあります。
火葬・埋葬するための許可証を役所で貰うためには死亡診断書が不可欠なので、この死亡診断書を書く、っていう御仕事。なにせこの世から人を抹消する書類を作ることになるので、これに関しては授業でもみっちり・・・試験でもみっちりと勉強する分野なのです、はい。

が、

普通なら死亡診断書で良いんですけど、死体検案書、っていうのを書かないといけないときがあるんですね。色々と条件があるんですが、平たく言うと“異常な死”をとげた死体のときです。例えば何かの事件によって亡くなったような場合や事故死、死体として発見されたものの死因が不明な時・・・こんな時は死亡診断書を書いては駄目で、“検案”の上で死体検案書を書かないといけないんです。

で、

この“検案”を専門に行うお役所があります。<a href="http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kansatsu/index.html">監察医務院</a>って言うんですが、今日御散歩してたらここの職員さんとばったり遭遇しました。
場所は近所の警察署の隣の建物。

普段はピシッとシャッター下りてる2階建ての建物なんですが、今日はシャッターが開けられて中にはパトカーが停まってます。
『へぇ、ここは警察署の車庫だったのかぁ』
って思ったんですが、この車庫のまん前に黒塗りのちょっと高級車っぽい車が一台止まってます。パトカーのまん前に路上駐車するとはナカナカ良い度胸してるなぁ・・・と思った瞬間、ボンネットにはためく黄色の小旗が目に留まりました。旗にはちっちゃく字が書いてありました。『監察医務院』って。

上記のような訳で、この存在自体は知っていたので、『へぇ〜〜、こんな所に出張してきてるんだぁ・・・』って思ったら、建物の中からお巡りさんと白衣を着たオジサマが出てきました。手には何か黒い鞄を持っています。
っていう事は・・・
この2階建ての建物、1階は車庫なんでしょうが2階は・・・
ちょ〜っとたくましく想像したりとはふ君です。

授業で聞いたものを生で見る・・・
今日はちょっと印象的なお散歩になりました。