どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

はじめての採血

今日は採血のお話です。

注射された経験はたいがいの人があると思います。
その時ゴムの紐状のもので腕をキュッと締めたと思います。
あのゴム紐の事を駆血帯(くけつたい)って言うんですが、これ静脈への採血や点滴の時には必須装備。体表面の静脈は、しっかりしているように見えて意外とペニャペニャ。血管の中にはさほど血液は流れていません。なのでソコに針を刺すと、針の中を満たす程度の血液を取った程度で血管内の血液は無くなってしまって、静脈がぺしゃんこになっちゃう・・・から、そこを駆血帯でキュッと締めてやると血流が妨げられて、ダムの水門を閉じたときのように血管に血が溜まって、血管が浮き出てくる・・・そーすると血管に針を刺しやすくなるし、溜まった血を抜くので血管も潰れない・・・って言う理屈。

なんですが、

今日はこの駆血帯を“しない”静脈採血、ってのをしなきゃいけなくなりました。
フツーの採血は毎日してますが、こんな採血は初体験です。
『駆血すると検査の邪魔になる物質が発生しちゃうから、りとはふ君駆血帯しないで採血してきてね』
『えっ?駄目なんですか?駆血しちゃ・・・』
『うん、駄目♪』

そんな明るく言われてもなぁ・・・静脈潰れちゃいませんか?

『うん、そうだよ。だから、超ゆっくり引いてね』

って言われたものの・・・結局出来ませんでした。

血管に針は入るものの、やっぱりすぐに脱血して血管はペシャンコに。血が・・・引けない・・・

先生曰く慣れと経験なんだそうですが、結局採血失敗=患者さんにもう一回針刺す、って事ですから・・・
ごめんなさいの気持ち満載です。

むぅ・・・
出来るかなぁ・・・
出来るようにならなきゃなぁ・・・・

まだまだ修行です、当分は。