震災から2週間たって、都内の病院でも色々と影響が出てきました。
すでに新聞報道されてて有名な、甲状腺疾患に使うお薬・チラージンも、製造再開の見込みがないので・・・どうしたもんかと。
検査のための試薬・機器類も結構ピンチ。
いま一番危なっかしいのは、感染症のための検査。
いったいどんな細菌がいて・・・
どの薬が効くのか・効かないのか。
その検査をするための培養系のキットが・・・足らない。
ってか無い。在庫わずか。
感染症って、抗生剤がいっぱい出てきた今だからこそ、かえっておっかない病気ですから。これは相当おっかない。
患者さんの食事も綱渡りです。
乳製品が手に入らなかったり・・・
胃瘻や経鼻胃管のための栄養剤が入荷しなかったり・・・
入院患者さんの食事考える栄養科の面々もキュウキュウしてますし、
在宅往診なんか行くと、ご家族は戦々恐々としてます。
放射線の相談も多いですね。
外来や往診の時に、一緒に聞かれることしばしば。
異常だけど問題無いってことを、一般の人に伝えるのは・・・難しいです。
多少不正確でも、わかりやすくイメージ出来るように話すようにしていますけどね。
3年長生きすると、あのくらい被爆しますけど・・・
＠＠温泉のお湯の方が、もっと高い放射線量ですけど・・・
こないだ検査したCTの方が、何十倍もヤバかったですけど・・・
チェルノブイリの時には、もっと値が高かったですよ・・・
みたいに。
血圧は狂うわ・・・血糖は暴れるわ・・・
自分もなんかグラグラしてるように感じますし・・・
いやはや。まだまだ綱渡りの日々のようです。
物流の滞り具合や在庫の無さ・生産出来なさっぷりは、こんなところにも。
マスクの箱が・・・なんか違和感。
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マスクの在庫が無くなって、中国から緊急輸入したっぽいです。
インフルエンザの騒動の時にだって、こんなこと無かったのに。
まだまだ混乱してるんだなって。
混乱の大きさを実感。
