どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

“生食用の肉”???

富山の焼肉屋さんで、ユッケを食べた小学生が亡くなったニュース見てて、、食いしん坊さんが気になったので書いてみました。

ニュースなんかだと、コメンテーターさんがしきりに『生食用の肉』って言ってますけど、そもそも日本には、生食用の肉って無い筈なんですよね。

平成20年に、厚生労働省が、『生食用食肉等の安全性確保について』という通知をして、生食用の食肉の衛生基準を示していますが、国内で生食用の肉の出荷実績がある、または、生食用の肉の加工基準を満たしている『と蓄場』では、馬肉以外の出荷実績が無いんですよね。

だから、日本には、生食用の馬肉はあっても、生食用の牛肉や鶏肉は存在しないはず。
でも、多くの焼肉屋にはユッケや牛刺し・レバ刺しがありますよね?
鳥刺しをだす居酒屋も結構あります。
このお肉はどういうものか?っていうと、
『生食用の肉の加工基準を満たしていないところを経て流通しているお肉』
いわば、非正規品です。

ちなみに、こうしたいわば“非正規ルート”の肉も、別に違法ではないんです。あくまで基準を満たしていないだけで、販売すること自体は問題なし。

なので・・・
個々の飲食店や、それぞれの出荷業者が、その肉の鮮度や安全性を判断して販売されているこうした肉を、“自己責任”の元で生食し提供しているのが日本の現状です。

だから・・・

生肉を食べるならば、きちんと信頼のおけるお店で無いと危ない。
そして、抵抗力の弱い子供に、生肉を食べさせるなんてもってのほか。

どーも、ニュース見てると
『生食用の肉を使わなかったのがいけない』
みたいな報道がされているので、気になって気になって。

日本には、そんな肉無いんだから。
きちんと、お店も業者も選ばにゃいかんですね、はい。
 

ちなみに・・・

自分もユッケやレバ刺しは好きです。よく食べます。