新宿駅の名物駅弁に、『鳥めし』っていうのがありました。
新宿駅の駅弁は、田中屋さん、っていうお店が仕切っていたんですが、鳥めしと言えば田中屋、ってくらい、代名詞的存在の駅弁。
いたってシンプルな駅弁で、ご飯の上一面に、甘辛く煮付けた鳥そぼろがブ厚く散らされていて、炒り卵がさらにトッピングされている・・・ただそれだけ。
ご飯には、そぼろの煮汁がじわ〜っと染みていて・・・
コレだけなのに、なんて美味いんだろう！っていう駅弁でした。
が・・・
これ、販売されなくなっちゃったんですよね〜。
正確に言えば、リニューアル。
そぼろご飯のお弁当じゃなくて・・・
炊き込みご飯の上に、鳥の照り焼きが乗っかったお弁当に、リニューアルされちゃったんです。
まぁ、これも充分美味しいんですけど・・・
やっぱり、あの素朴感あふれる、鳥そぼろのお弁当には敵わないなぁ・・・
って、懐かしく残念に思っていたのが数年前。
同じように、“以前のままの鳥めしが食べたいっ！”
って思ってた方が、結構いたようで・・・数量限定で、昔ながらの鳥めしが、『復刻・鳥めし』として、新宿駅で売られるようになりました。
が・・・
結構人気あるんですよね〜。
普段、帰省する時刻・・・仕事のあとの夕方の時間帯には、もはや売り切れてて無い、ってのがほとんど。
今日の帰省は丁度お昼の時間帯・・・
弁当屋さんに行ったら、まだ売れ残ってて・・・早速購入、久々の鳥めしを堪能です。
そうそう・・・この、あふれんばかりの鳥そぼろ。
これこそ、鳥めしの名に恥じないお弁当です。
これで５００円だってんだから・・・泣けるねぇ、嬉しいねぇ。
帰省の初っ端から、大満足でありました。
