どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

津波

今日の津波の報道は、非常に面白かったですね。

津波警報が発令されています。海岸線や河川には近寄らないでください、危険です。』
という報道をしつつ、東京湾岸をひた走る東京マラソンを中継。

・大会事務局は28日朝、チリでの地震に伴う津波について「湾内の津波は最高でも1メートルと推定され、安全性に問題はない」として予定通り大会を開催した。
(読売新聞から引用)

・東京都は28日に行われている東京マラソンについて、ゴール地点の江東区有明地区は東京湾の最奥に位置するため、津波が到達する可能性は低いとみて、大会を続けることを決めた。
(日テレニュース24から引用)

基本的に、津波というものは、湾の奥に行くほど危険性が増すものなんですが・・・・

ま、それはおいといて。

リスク回避の観点からは、今回の対応は一貫していなかったと僕は思います。
インフルエンザの時もそうですが、こうした危機管理の時は、一貫した姿勢をとる事が大切。
過大評価して万全を期すか・・・
過小評価して、多少の犠牲はやむなしとするか。

災害危機に類類するものって、過大評価する姿勢でいいと思うんです。
事が起こるよりも、起こらなかった、ああよかったね、で終わる方がはるかにマシです。

インフルエンザの時はあきらかに前者でした。
不要だって言ってるのに、マスクだらけ。
ワクチンも増産して・・・輸入もして・・・
結果的に、現在、余り気味で、流行も一息ついてますが、過剰な対応したからこそ、いまこの程度・・・とも言えます。

これに対し、今日のマラソンは何ですか?
確実に迫りつつある災害に対して、逃げなさいという方向と正反対に大多数のランナーを向かわせる東京都。

せっかく、“TSUNAMI”という国際語になっている本家本元で、こんなお粗末な事をしてたら、海外からも笑われますよ。
“な〜んだ、日本人だって、海から逃げないんじゃないか。役所もそれを認めてるじゃないか”って。