これだけ長く医者してると、当直にもいろいろ悲喜こもごもの思い出がありますが。
昨夜の当直はひどかった。
まず、一緒に当直するはずのS先生が、時間になっても来ない。
こういう仕事なので、『入院患者が急変しました』とか『処置が長引いてて』とか、そういうことはよくあるので、それならそれで、連絡くれればいいのだが、そういう連絡一切なし。
『ねぇ、S先生から、何か遅れるって連絡あった???』
と、救急室のほかのスタッフに聞いても、だれもそんな連絡受けてない。
立場上、自分のほうが上司にあたるので、S先生のPHSに電話しても・・・出ない。コールバックも・・・無い。
『いったいぜんたい、どうしちゃったの???』
仕方ないから、院内一斉放送してもらって、、、からだいぶ経って、やっと連絡が。
『あのぅ、何ですか?』
ときたもんだ。
『貴様は今日、当直なんだよ。何どこでやってんの?』
ということを、丁寧に言い含めて、、、
ふうやれやれ、、、と終わらなかった。
患者さんに、救急車に、さばいてさばいて診察して、、、やっと一息、飯が食える。。。
と、医局に戻ると、僕の飯が無い。
医局のデスクには、当直者の夕食が検食として準備(希望者のみ)されているのだが。
肝心かなめの飯が無い。
よもや、、、と思い、件のS先生を、再度とっちめる。
『先生、晩飯喰ったって言ってたよね。何食べたの?』
S先生は、検食を希望していないので、晩飯喰ったなら、それは自前で用紙したもののハズ。ところが、
『えっ。医局にあった検食ですけど』
ときたもんだ。
『ヒトの飯を勝手に食うな、ボケカスが!!!』
ということを、やさしく怒鳴って、、、もう怒り心頭ですよ。
医療がらみで疲弊しないで、なんでこんな非医療の案件でヘロヘロにならにゃならんのだ。
あ~、こいつもう、絶対許さないんだから。