病棟に行ったら、非常に目立つところに例のタミフルに関しての緊急安全性情報がでで〜んと掲示されてました。
クリーム字の用紙にピンクの縁取りがされてよく目立つよく目立つ。
またいい薬が一つ使えなくなっちゃったな・・・
ボクはそう思います。
薬には必ず副作用があるのに、副作用がある事を“悪”とする報道の仕方。
加えて、この副作用の出現頻度が飛びぬけて高いわけではないのに、高頻度で発生するかのような報道の仕方。
例えばタミフルによる死亡事故(肺炎や腎炎なども含む)は150万人に1人の割合で起こっているけれども、コレに比べたらMRIやCTの造影剤のほうがよっぽど高率で死亡事故が起こっている。ウチの病院で使っている患者さんへの説明用紙ではCTの造影剤で40万人に1人、MRIの造影剤では100万人に1人の割合で死亡事故が起こるとある。
タミフルのほうがよっぽど安全じゃないか。
なんでタミフルだけを槍玉に揚げるの?
相変わらずの偏った報道で一方的に非難されるこの国の医療報道姿勢。
またか・・・と。