Standerdized Patient、略してSP、日本語で言えば模擬患者と呼ばれる方々を招いて、今日は実際に患者さんと話しをする際の講習会がありました。設定は・・・『検査に来た患者さんにその結果を説明して、これからの事をお話しする』っての。ただし・・・どれもこれも“もしかしたら癌のような悪性の病気かも”っていう設定なのが参ったところ。
“診察してみましょう”とか、“問診を取ってみましょう”のような、こちらから“聞く”っていう事は今までに結構やりましたけど、解説・説明する、ってのはほとんど未体験。なにせ『学生は患者さんに色々と聞かれても、ソレに対して答えてはいけない』っていう掟が病院実習では課せられてましたもん。
例えば『私のココ、こんな風なのはどうしてなの?』みたく聞かれたとしましょう。
そしたら、たとえ知っている事でも『すみません、まだ学生なんで・・・』
の如く、患者さんに『なんだ、医大生って馬鹿だなぁ』と思われてもいいから答えないようにする・・・
こういう掟。
な・の・で
模擬の患者さんとはいえ、こっちから色々と説明、ってのはほぼ初体験。
なおかつ
このSPさんたちはこういう役をするのを専門としてる言わばプロ。
こっちの痛いところを実に良く突いてくる突いてくる・・・
しかもですねぇ
癌かもしれない・・・なんて話は、そういう席に立ち会った経験すら皆無。
だって、まず間違いなく立ち合わせてくれませんもん。
手探りのように今日やってみましたが・・・ガッチガチでした、もう。
でもこれからはこーゆー事が本職になるんですもんねぇ。
慣れる・・・という表現が良いのかどうかわかりませんけど、どーにかこーにかこなせるように・・・ならなきゃなぁ。