どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

御役所仕事(オコサマお断り)

え〜、今日の日記には、御上の御達しによるとオコサマにはふさわしくない内容が含まれております。ご注意ください。
 
 
 
 
よろしいかしら?
 
 
 
 
ま、大体これ読んでる人は(オイラの知ってる範囲内では)皆、成人してますがね。
 
 
んじゃはじめましょうか。
 
 
 
保健所のお仕事の一つに、保健衛生に関する知識の向上、っていう事があってですね。病気に関する知識を広めることで、その発生を予防しましょ、っていう事なんですが、ここに小中学校での性教育に関する事業が含まれるんだそうで。
今日、これに関する書類が回ってきたので目を通していたんですが・・・
コレが面白い。というか御役所的内容。

コトが事だけに、小中学校の先生方は四苦八苦して、ご指導なさっているようなんですが、その内容に関して、実例を挙げて『適切な指導』『不適切な内容』って判例のようなコメントがついているものがあったんです。
その一つに、エイズを含めた性感染症の予防に関する教育、ってな一項があったんですが。

エイズなどの性感染症の予防にはコンドームが有効な場合が多く、性交時にはコンドームを使用するように指導を行うことが重要

って言うような御達しがあったんです。
が、とある学校(中学校3年生だそうです)で、これに関しコンドームをどのように使用するのか、実際におちんちんの模型を使って使い方の指導例示を行った学校があるそうなんですが、これに関しては

性感染症の予防にコンドームの使用が有効であるという知識を広めるのが重要であり、実際の使用法まで教えるのは行き過ぎである

という御達しが下ってるんです。

これ、おかしくないか?
知識さえあれば、実際に使い方は知らなくてもいいって変じゃない?

実際、避妊に関する統計で見ると、コンドームは誤った使用法により15%が避妊に失敗している(誤った使い方で破けた、というのが多いようです)。かつ、中学生・高校生に限ると、40%は誤った使用法をしている、というモノがあります。
こんな状況なのに、“理論”だけ教えておけば良い、ってのはどうなの?って思うんですが・・・

似た例では、消火器。消火器をそのまま火に放り込んだが火が消えない!という苦情があるんだとか。
火を消すもの、って知ってても、使えなきゃねぇ。

日本の御役所って、こんなもんです、はい。