どくたまの独り言 Part2

どくたまによる、どくたまのための、徒然なる独り言。

食べログのこと・・・食べログの上手な使い方

今や、日本を代表するといっても良いくらい、皆が利用している、口コミのグルメサイト『食べログ』。
自分も口コミを投稿しているレビュアーの一人なので、自分が実際に食べログにかかわってみて思いましたが、誰でも口コミを投稿できて、素直な目線の口コミが多々ある中で、そろそろ口コミとしては限界線が見えてきあかなぁと言う印象があります。

僕の場合、そもそもの目的が『自分の食った記憶の記録』。
食いしん坊だから、あちこちの店に喰い歩いていましたが、各々の店の記録をつけていた訳ではないので、店の雰囲気や味、メニュー等々、行ったことあるのに忘れてしまっている事が多々ありました。
なので、『自分の食いしん坊の記録』として、食べログを書き始めたのがそもそものきっかけ。なので、正直誰かのためにと言うよりも、自分の記憶・記録・思い出として、今も食いしん坊の記録を書き綴っているのがその実情。

なんだかんだで今日現在、270軒余りのお店のレビューを書いて、自分のカキコミ・口コミを参考にしてくれている方々もいるようですが、だんだん『他人の口コミ』とか『レビュアーさん』の事。そして、『口コミを書いても修正を求められること』が出てきて、食べログそのものの信頼性が、だんだん揺らいできたなぁ、そんな印象を持ってきました。
折角なので、そんな思いをちょっと書いてみます。


そもそも、食べログの評価って、5点満点でおおむね3.5点以上あれば『美味しい店』と言われていますが、これがそもそも非常に怪しい。だって、味覚ってそのそも超ド級の主観。 日常的にコンビニ弁当やカップ麺で満足してる人の『旨い』と、自炊してる人の『旨い』と、有名高級店を喰い歩いている人の『旨い』が、同じはず有りません。でも、食べログではこれがごちゃまぜのまま評価されているんです。
だからこその『口コミ』ですけど、言い換えれば単にその店の点数(星の数)だけ見てると、痛い目を見ます。少なくとも誰がどんなレビュー(口コミ)してるのか、数人分くらい読んでみないと、コロッとだまされることが非常に多いです。
だって、『満席で窮屈だったから、星2つ』とか、『大盛りが無いから星2つ』とか、そんな評価で点数つけてるレビュアー、実に多いんですよ。そんな点数が、アテになりますかねぇ???


加えて、そのレビュアー(口コミを書いてる人)が、どんな人物なのか。これも大事。食べログではおおむね『多数の口コミを書いている人』ほど、店の評価に強い影響を及ぼすからです。たとえば、口コミ10軒の人がつけた星4つ(4.0)の評価と、口コミ1000軒の人のつけた星4つ(4.0)の評価は、店の総合点に及ぼす影響がまるで違います。口コミを多数書いてる人の評価が、強く影響するようになっているんです。だから、多くの口コミを書けば書くほど、店への影響力が強くなるんですが、、、人によっては明らかに店の数を稼ぐことを目的とした投稿ばっかりしてる人も多いんです。

例えば、同じ口コミ100軒の人でも、
Aさん:普通にあちこちの食堂・居酒屋・ラーメン屋など巡って口コミを100軒書いている人。
Bさん:『マクドナルド@@駅前店』『マクドナルド**駅前店』『マクドナルド##駅前店』等、チェーン店やコンビニ等のレビューを多々書いて、100軒の口コミを書いている人。

この二人なら、どう考えてもAさんの口コミのほうが信頼に足ります。少なくとも僕はそう思います。
食べログの方針としては、コンビニでも牛丼チェーンでも、店が違えば評価の意味アリとしているので、こういう店のカウントが可能なのですが、正直コレ、意味あるの???と僕は思いますね。
(注:一応、こういう店舗件数稼ぎをできなくしたと食べログは言っていますが、ホントかどうか、懐疑的です)
なので、その人がほかにどんな店を訪れてどういう評価をしているのか。これも踏まえないと、大失敗します。


ですから、手始めに『自分が良く行って、良く知っているお店』のレビューを見てみるといいでしょう。
そこで、自分と同じような印象・評価をしている人(レビュアー)がいれば、少なくともその人のレビューは、あなたの舌にかなり近い可能性が高いです。そうやって、『口コミの内容を確認』していけば、ただ店の評価評点・星の数に惑わされない、食べログの使い方ができると思います。

ま、最終的には『自分が食べて旨いと思うか否か』。これが大事なんですけどね。


あと、最近の食べログは、店のマイナス評価をまず載せません。そういうレビューを書くと『書き直してください』『削除してください』と、書き直しを求めてくるからです。

実際、僕が書いた某寿司屋の評価は、この憂き目に何度もあいました。
『椅子の上に荷物をおくと、女将さんが怒るから置いてはいけません』
『板前さんも女将さんも、注文を暗記しているだけで何も記録してないので、会計の間違いがしょっちゅうあるから、支払いの際は自己防衛のため確認しましょう』
『卓上に醤油の小皿がありますが、これを自分で取ると女将さんに怒られます。手を触れてはいけません』
こんなレビューを書いたら、『こういう事を書かないでください。書き直すように』と、再三再四要求されました。
これ、実際に自分が体験した出来事だし、事前にわかっていたら回避できる悲しい体験でもあります。口コミって、そういう内容を書くことも大事だと思うんですが、最近の食べログは、これを否とする方針のようです。

残念ですが、『良いことしか書いてはイケナイ口コミ』サイトと化した食べログ

自分も相当数レビューを書いているし、利用している人物なのですが、その利用の仕方、間違えると痛い目に合いますよ、と言う事を一度書いておきたくて、今日のこの日記を書きました。

ま、これからも喰い歩きの記録を書くことは続けますが。。。ね。