昨日に引き続いて、ウナギの話をば。
昨日も書いた、鰻の偏った消費の形。
日本のウナギの消費形態をみたときに。
・スーパーやコンビニ、牛丼チェーンなどの非専門店で、8割のウナギが消費される
・いわゆるうなぎ屋、専門店では、2割程度しか消費されていない
・海外からの輸入ウナギが、消費の8割強を占めている
という話を聞いたとき。
だったら、鰻屋だけでウナギを扱えば、馬鹿みたいなウナギ消費が減って、シラスウナギの乱獲、ひいては鰻資源の減少対策にもなるんじゃね?と思ったわけですが。
この『ウナギの8割が、非専門店で消費される』っていう話が、TVやラジオで聴いた話だったので、どっかに資料的な確認できるもの、ないかな?と、昼ご飯の後の腹ごなしに探してみたら、ありました。
埼玉の『鯉平』という川魚問屋さんのページですが。
創業明治30年という問屋さんが言っているので、まず間違いないんでしょう。
やっぱり。ウナギの8割は、専門店でない店、スーパーやらコンビニやらで消費されていて。なんと、鰻屋がウナギを手に入れられないという、本末転倒な事態まで、最近では起こりつつあるという、驚きの内容。
自分、鰻が好きなので、以前、コンビニやスーパーのウナギ弁当、かば焼きを買って食べた事ありますが。あれほど幻滅させられた食べ物も無いなぁ、というのが、スーパーやコンビニのウナギのかば焼き。
たれの味だけで、全然おいしくなくて、硬くて臭くて、
『なんで自分はこんなかば焼きを喰わねばならないのか』
って、すごくガッカリしましたもん。
やっぱりウナギは、鰻屋さんで、出来立ての熱々を喰うのが美味い。
以来、そう思っている次第。
やっぱり、ご飯はおいしく食べてこそ。
わざわざ不味く食うなんて、なんと勿体ないことか。
鰻がこれからも、おいしく食える日が続きますように。