以前に比べて、駅弁を買う頻度は減りましたが。
やっぱり電車の中で食べるお弁当は、ちょっと普通のお弁当と違う嬉しさというか、楽しさがあります。
中でも、新宿駅の駅弁『鳥めし』(田中屋の鳥めし)は、子供の頃から大好きで。
一面に鳥そぼろがびっしり詰まったこの駅弁、凄く大好きだったんですが。
最近、見なくなっちゃったんですよね。
今、新宿駅のお弁当って、全部NRE(日本レストランエンタプライズ)の駅弁で。
一応、そこでも『鳥めし』っていうお弁当有るんですけど
これ、僕の思い描く『鳥めし』とは、全然違うんですよね。
なんでも、この田中屋さん。今では完全にNREに吸収されてしまっていて、駅弁事業からは撤退しているんだとか。
そんな新宿駅の『鳥めし』が、久々に復刻されたと聞いて。上京の帰り道、買ってきました。新宿駅の駅弁屋さんへ行ってみると、、、
あった!!!
しかも、最後の1個!やたっ、ついてる!!!
そうそう!、こんな字、こんな柄だった。
ワクワクしながら開けると、、、いやぁ、感激です。
「鳥めし」の名に恥じない、まさに一面の鳥そぼろ。
おかずは皆無。
申し訳程度に、青菜のお浸しに、お漬物。
あとは缶詰のミカンみたいなシロップ漬け。
炒り卵の黄色が、茶色のそぼろと好対照で、見た目も素敵。
いやはや、こういうのを Simple is Bestって言うんでしょうか。
懐かしさと共に頂きました。
いいですねぇ、旨いですねぇ。
パッケージも昔の感じで。千鳥模様の市松模様で、『しんじゅくえきのとりめし』と書かれた柄。この柔らかな感じも、じんわりきます。
なつかしい駅弁。
変わらず旨い、じんわりしんみり嬉しくなりました。